最後の力をお尻に集中させている女、しかしそれも終わりに近付いた。腹の中でゴロゴロと掻き回している液体は女の力を削り取っていたのだった。そして、女の力が抜けていった。「ああんっ！お母さん助けてええ！！ひっ、嫌ぁ、嫌嫌ぁ！見ないで、見ないで！！！見ちゃだめぇぇ！！」女の絶叫と共に、車内に爆音が響き渡った。怒涛のように汚物が乙女の尻から噴出して、濁流が鞄の中の参考書を叩きつけていたのだった。苦痛が治まったかと思えば再び押し寄せてくる波。
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